活動レポート 3月のみらいプロジェクト 1Dayプロボノ@相模原
こんにちは、みらいプロジェクトの伊豫田です。
先週の土曜日は、今年度最後のソーシャルビジネスセミナーでした。
1Dayプロボノは、地域のために活動する2つの団体に参加いただき、あらかじめ設定された活動の課題を1日で解決するための提言を作成するイベントです。
それを普段は仕事があるため、興味がありながら地域貢献に踏み出せずにいる皆さんに参加いただき、スポットで仕事のスキルを活用してもらいました。
1Dayプロボノinさがみはら
今回は、私たちみらいプロジェクトのメンバーを含めた5人の士業や企業経営者で、団体の課題解決にチャレンジしました。
一つは福祉作業所の商品開発です。
地元酒造メーカーから提供を受けた酒粕。ここから、付加価値の高い商品を創るため、商品コンセプトづくりや、想定されるる販売方法、そして実行する手順について提言をまとめました。
作業所の収益力を高め、運営を安定させること。それが障害を持つ方々の雇用拡大や、通所する皆さんの賃金を高めることにつながります。
もう一つは、チャリティショップを運営する認定NPO団体の活動課題です。企業からの寄付を得るためのパンフレット案を考えました。
寄付といっても、申請すれば簡単のもらえるものではありません。ここでは企業が寄付を行うためのメカニズムを明らかにすることから始めました。
そして、自分たちの団体だからこそ、企業側に「提供できる」ことを考え、相手のメリットに対して寄付をいただく。
いわゆるWin-Winとなるカタチをモデル化し、それをパンフレットのページに落とし込み、起承転結になるようレイアウトしました。
この提言が、それぞれのの活動に役立てば嬉しい限りです。
今回参加いただいた皆さんには、イベントを楽しんでもらえた様です。いただいたアンケートも高い評価を付けていただきました。
今回の1Dayプロボノは、私たちの活動目的であるソーシャルビジネスを通じた、社会起業家とプロボノによる地域活性の一つの姿です。
小さなイベントでしたが、「何かお手伝いしたい」という気持ちを活かし、自分たちの使える時間の範囲で、地域に貢献する機会を作ることが出来ました。
これからも、みらいプロジェクトの活動を通じて、ソーシャルビジネスに携わる団体と市民が交流し、縁結びとなる一つの場所として、今回できた「人の輪」を少しずつ広げていきたいと思います。
今年度のみらいプロジェクトの活動は、これですべてのプログラムが終了しました。
来年度は、
・地域活動のしゃべり場「みらいコミュニティ」を毎月開催すること。
・プロボノの参加機会を増やすために、1年間をかけて新たな枠組みを作ること。
この二つを軸に、県央地域のソーシャルビジネスに関わっていく皆さんや、それを応援する皆さんに役立つ活動を進めてまいります。
また、大きなイベントとしては、年4回のソーシャルビジネスセミナーを開催する予定です。
引き続き、皆さんが気軽に参加できる、楽しい場所を作り続けていきます。これを読んでいるあなたの参加を心待ちにしています。