NPOあつぎみらい21の「かながわ Business Network」 2025年2月号 Vol.170


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  NPOあつぎみらい21の「かながわBusiness Network」
                2025年2月号 Vol.170
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こんにちは、NPOあつぎみらい21「かながわ Business Network」
編集部です。
毎月1回、メールマガジンを通じて皆さまの経営に役立つ情報をお届けして
参りますので、どうぞ宜しくお付き合いください。

ラニーニャ現象の影響なのかもしれませんが、寒冬で日本海側では大雪が続
いていますね。春は遅いのでしょうか。

さて、今月の内容です。
1.<経営講座> ■【令和の米騒動についてのもう一つの考察】
2.<活動報告> ■【オンラインお話会始めました】
3.<経営情報> ■【各種セミナー情報】

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1.<経営講座> ■【令和の米騒動についてのもう一つの考察】
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令和の米騒動で話題騒然ですね。在宅で仕事をしている日の昼食時に、テレビ
をつけるとこの話題で持ちきりです。でも、ちょっとおかしくないですか? 
年間の米の収穫量(流通量)は700万トン程度とのこと、不足量が20万トン程
度とすると、3.5%程度の供給量の変動で価格が2倍というのはどうしてでしょ
う。いわゆる価格弾力性(価格が上がると需要が減少する)が低過ぎません
か?

どうでしょう、生成AI(Perplexity)に聞いてみましょう。

============ 質問 ===================
最近の米騒動で、年間の米の収穫量(流通量)は700万トン程度のなか、不足
量が20万トン程度、つまり3.5%程度の供給量の変動で価格が2倍というの
は、価格弾力性が低過ぎませんか。

ーーーーーーーーーーー AIの回答 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご指摘の通り、3%程度の供給量の変動で価格が2倍になるという現象は、一般
的な商品の価格弾力性と比較すると非常に低いように見えます。しかし、米の
場合、いくつかの要因がこの現象を説明しています。

・米の特殊性:
必需品としての性質: 米は日本の主食であり、需要の価格弾力性が低い傾向に
あります1。つまり、価格が上昇しても需要があまり減少しません。

・代替品の限定性:
主食としての米の代替品は限られており、消費者が簡単に他の食品に切り替え
ることが難しいです。

・心理的要因:
供給不足の報道により、消費者や流通業者が買い占めや備蓄を行う傾向があり、
これが価格上昇を加速させます。

・市場の特殊性:
流通の複雑さ: 米の流通経路は複雑で、生産者から消費者に届くまでに多くの
段階があります。各段階で価格上昇が起こると、最終的な小売価格に大きく影
響します。

・投機的行動:
一部の業者が投機的に米を買い占めることで、市場の需給バランスが崩れ、価
格が急騰する可能性があります。

・政府の介入:
備蓄米の放出などの政府の介入が遅れたことも、価格高騰を助長した要因の一
つと考えられます。

【結論】
米の価格弾力性が低く見えるのは、上記の要因が複合的に作用した結果です。
通常の商品とは異なり、米は文化的・社会的な重要性を持つ特殊な商品であ
り、その市場も独特の性質を持っています。したがって、一般的な経済理論だ
けでは説明しきれない面があります。
この状況を改善するためには、より効果的な需給調整メカニズムの構築や、政
府の迅速な対応が必要となるでしょう。
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米は主食で、「価格が上がっても買い続ける必要がある。」とのことですが、
3.5%の減少なら28回に1回だけ、麺類にするとか、パンにすれば供給源に対
応できますよね。我々消費者の心理的な要因と、メディアの「煽り」に影響さ
れ過ぎてませんか。結果的に「転売ヤー」さん達に儲けさせているだけのよう
に思ってしまいます。元々、米の消費量はここ10年、年間10万トンペースで減
っているのですから。

一般に、多くの商品を売りたいときには価格を下げ、価格を上げると販売数が
減少すると信じられていますが、多くの商品でこれが当てはまりません。下請
け(「中小受託業事業者」と中小企業庁が改める方針とか)が価格改定を強く
申し出ても、意外と発注数量は減らないのではないでしょうか。委託事業者側
の切り替えコストは結構大きいものです。ちょっとだけ強気で交渉してみませ
んか。

もちろん交渉では、「言い方」には気を使いましょうね。

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 Writer:

 技術と経営で明日を拓く、未来への架け橋。
 @bridge コンサルティング 代表
 (株)@bridgeテクノロジー 代表取締役

 中小企業診断士 橋向 博昭
 e-mail: hiro@at-bridge.com
 Web: https://consulting.at-bridge.com/
 Web: https://technology.at-bridge.com/
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2.<活動報告> ■【オンラインお話会始めました】
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当NPOにはいろいろなバックグラウンド、経験をお持ちの方が集まっています。
また仕事関係だけでなく、趣味・教養の面でも多彩な経歴をお持ちではないか
と想像しています。普段は余り掘り下げた話にはなりませんが、機会があれば
じっくり聞いてみたいものだと常々感じておりました。

ところで、会員の方に講師になってもらい、3年前からオンラインセミナーを
始めました。地道に継続してきましたが、そろそろ新風を入れたいころです。
そこでテーマの範囲を広げて趣味・教養も取り入れようと思い立ちました。し
かしセミナーで趣味・教養の話をするのは気が引けるという方が多いことか
ら、「セミナー」ではなく「お話会」、とすることにして、気軽に話していた
だけるように配慮しました。セミナーも引き続き継続し、略交互に開催となり
ます。

今年度から開始し、既に2回開催しました。
最初に「「仏像の見方」(入門編)」と題して仏像の話をしていただきました。
これまで意識していなかった、如来、菩薩、〇〇明王、○○天、の意味をお聞き
して、なるほど、と感心。また、会社に寺社巡りのサークルが存在(女性が半
分)したとのこと。京都の会社だというので地域性を感じたところでした。

2回目に、「私のスローライフ体験談―自宅と田舎暮らしの2居住生活」と題し
て優雅な暮らしの経験談をお聞きしました。クラインガルテン(滞在型市民農
園)という制度があり、別荘を購入しなくとも、年会費を払えば別荘として使
える上、いろいろなサービスが提供されるとのこと。一時期米を栽培するな
ど、熱中するも同時期に参加した仲間が減ってきて次第に足が遠退いたことな
ど、体験者ならではの話を興味深く拝聴しました。

企業さんを支援するにあたり、社長さんとの雑談力は重要なスキルの一つで
す。お話会に参加して雑談力を高めましょう。次回は3月18日(火)18時半よ
り、本場フランスのワイナリー巡りの話を予定しています。

参加希望の方はsuzuki27320@tbb.t-com.ne.jpまでお知らせください。

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 Writer:鈴木 健一(中小企業診断士)
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3.<経営情報> ■【各種セミナー情報】
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▼ その他のセミナー・講演情報

厚木商工会議所 セミナー/イベントのお知らせ
 http://www.atsugicci.or.jp/category/seminar/

相模原市産業振興財団 セミナー/イベントのお知らせ
 http://www.ssz.or.jp/event

川崎市産業振興財団 セミナー/イベントのお知らせ
 http://www.kawasaki-net.ne.jp/seminar.html

横浜商工会議所 セミナー・講習会のご案内 
 http://www.yokohama-cci.or.jp/event/

川崎商工会議所 セミナー・講演会スケジュール
 http://www.kawasaki-cci.or.jp/event/index.html

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■ 編集後記
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トランプ発言に世界中が振り回されています。関税もウクライナも、一体
どうなるのでしょう。世界情勢が予測のつかない混沌とした状況のように
見えます。4年間は我慢するしかないのでしょうか。とりあえずは過剰反
応をしないようにするべきですかね。

では、次回のメルマガもお楽しみに。

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メンバも当然非公開としています。ご安心ください。

発行者:特定非営利活動法人 NPOあつぎみらい21
編集長:脇本 清明(NPOあつぎみらい21事務局長)
Website: http://www.atsugimirai21.org/
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編集担当:橋向 博昭
E-mail: hiro@at-bridge.com
Website: http://at-bridge.com

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